信州葡萄酒事情 / 信州ワイン楽講座 / 第2楽章 / シードルとそば Shinshu Wine Stories |
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試食の合間に手際よく調理をする石田氏は、家でも料理担当なのだそう。なるほど、料理の説明やワインとの合わせ方にも説得力がある | ||
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信州ならではのマリアージュ / シードルとそば フランス北部のブルターニュや隣接するノルマンディー地方は、寒さが厳しいためブドウの栽培に適さず、代わりに古くからリンゴの産地として知られる。従ってお酒もワインではなく、リンゴから造られたシードルが主流だ。また、蕎麦の生産が盛んで、蕎麦粉のガレット(クレープ)が郷土料理の代表的存在。 石田氏はかねてから、ブルターニュやノルマンディー同様に蕎麦とリンゴの大産地である信州で、シードルを広めたいと考えていたそうだ。近年は長野県内の小布施ワイナリー、ヴィラデストワイナリー、たかやしろワイナリー、日本酒メーカーの福源酒造がシードルをリリースしている。これらが地元で愛飲されて地酒として定着し、さらに蕎麦と一緒に楽しまれる日がくるように…とワイン楽講座でもシードル&そば体験。講座ではまず、本場のシードルの味を知ろうとノルマンディーのシードルを試飲。ドライでありながら適度な深みのある味で、先に紹介したピーナッツオイルを絡めた蕎麦ともよく合った。次は蕎麦粉クレープとともに長野県産シードルの飲み比べをしてみたい。 |
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