信州葡萄酒事情  信州葡萄酒事情 / 信州ワイン楽講座  / 第2楽章 ホットワインの作り方ほか
 
Shinshu Wine Stories
ソムリエ石田通也の信州ワイン楽講座ソムリエ石田通也の信州ワイン楽講座

ソムリエ石田通也の信州ワイン楽講座
煮きりワインの煮詰め具合を見る。かなりとろみがつくくらい煮詰めていく

心もホット温まるホットワインの作り方

石田ソムリエも好物で、飲むと誰しもハマッてしまうのが「ホットワイン」。早速石田流レシピをご紹介しよう。

<材 料>
赤ワイン、スパイス(シナモン、クローブ、カルダモンなど)、黒糖または蜂蜜、オレンジなどの柑橘類 各適量

<作り方>

・バージョン1
鍋に赤ワインとスパイス、皮ごと輪切りにしたオレンジを入れて火にかける。黒糖または蜂蜜を好みの甘さになるまで加え、ひと煮立ちしたらできあがり。

・バージョン2
保存用の瓶に赤ワイン、スパイス、皮ごと輪切りにしたオレンジ、黒糖または蜂蜜を入れて漬け込んでおく。飲みたいときに飲みたい量を鍋に移し、ひと煮立ちさせればできあがり。

バージョン1は思い立ってすぐに飲みたいときにどうぞ。
バージョン2の方法で漬け込んでおくといつでも飲めるし、スパイスの香りがじんわりと抽出されるので、より優しい味わいが楽しめる。
今回の講座では、オレンジの代わりにでこぽんを使ったのだが、香りが良く、石田氏も「新しい発見!」と大喜びだった。
赤ワインだけでなく、白ワインでもできるが、その場合は柑橘類をたっぷり入れて爽やかな味に仕上げて。

飲み残しワインも賢く活用 /煮きりワインの作り方&使い方

ワインを開けたけれど、飲みきれずに時間が経ってしまったなんてことはないだろうか(筆者はあまりないが)?
選択ミスで、どうしても受け付けない味だったとか。
そんなときは、料理用の煮きりワインを作ろう。
作り方はいたって簡単。飲み残しワインを鍋に入れ、とろみが付くまで煮詰めればよいのだ。この状態だと飲み残しをそのまま取っておくよりも保存がきくので便利。
煮物やビーフシチューなどのコク付けに使うと、大人の味に変身するし、ワインにも合わせやすい味わいとなる。
料理にも応用して、ワインライフをより楽しもう。

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