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信州葡萄酒事情  シェフ藤木徳彦のワイナリー探訪   - 山辺ワイナリー篇 - 
Shinshu Wine Stories

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シャルドネ2004


◆シャルドネ
2004

山辺ワイナリーのシャルドネは、主に社長の百瀬さんが育てている。樹は4年目。まんべんなく日が当たるよう、葉を除いたり余計な房を取ったりと手入れが行き届いている。4年間肥料・除草剤無使用。2004年は新樽を使って6ヶ月間熟成させた。生産本数1300本。
長野県原産地呼称管理委員会認定ワイン
(第5回:平成17年7月25日開催

このワインに自分で料理を合わせるなら…

・戸川氏:鯛のしゃぶしゃぶをポン酢で
・加藤氏:刺身(鯛、鮪の赤身、貝類、鰹)
・遠藤氏:刺身

*藤木シェフのテイスティングコメント
ブドウ自体の果実味は非常に豊かだが、酸に物足りなさを感じるワイン。早飲みで楽しむならよいが、長期の熟成にはまだ耐えられないのではないか。ブドウのポテンシャルが高いので、これからに期待したい。 



◆メルロー樽熟成
2004

契約農家の横山さんが丹精こめて育てるメルローは約1トン。シャルドネと同じく樹齢は4年だ。メルローの中でも品質のよいブドウだけを選りすぐって仕込んだのがこの「樽熟成」。2004年の糖度は23.69という驚くべき数値だった。仕込みをした加藤氏曰く、もう少し発酵を行ってから絞ればもっとしっかりした味わいになったのではないかとのこと。

このワインに自分で料理を合わせるなら…

・戸川氏:うなぎの白焼きの赤ワイン煮
・加藤氏:ホタテのバターソテー、うなぎの赤ワイン煮
・遠藤氏:牛肉をメルローで煮込んでから作ったカレー

藤木シェフのテイスティングコメント
初めて飲んだとき、その味わいに正直驚いた。まだオープン4年目という新しいワイナリーで、ここまでの味が醸せるのはすごい。樽の使い方も良いと思う。ただ、香りと味のバランスは、もう少し整えたほうがよい。
 

メルロー樽熟成2004

醸造設備



◆醸造設備

山辺ワイナリーの自慢はオールステンレスの清潔な醸造設備。ワインの酸化や変質は器具の金属が影響するといわれるが、この設備ならば心配ない。常にきれいに保っているので、ワイン蔵にありがちなカビ臭も全く無く、見ていて大変気持ちが良い。

 

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